SSブログ

シャッター…あれこれ [デジカメの選び方]

今はまだ、「メカニカルシャッター」と「電子シャッター」の併用を選ぶのが良いと思います。
シャッターには、機械的に動く「メカニカルシャッター」と何も動かない「電子シャッター」があります。
「メカニカルシャッター」は、
・良い点:ゆがみやノイズのない写真が写せる
・課題点:振動で撮影したものがぶれる
「電子シャッター」は、
・良い点:振動がない、小型化できる
・課題点:ゆがみやノイズが発生する
B0002565.JPG

また、このシャッターに対する考え方の違いが、「デジカメ」と「ビデオカメラ」の違いといってもよいかもしれません。

「メカニカルシャッター」と「電子シャッター」の併用の場合、
・静止画:「メカニカルシャッター」がメインで「電子シャッター」が補助
・動画 :「電子シャッター」で撮影
となります。

また、「メカニカルシャッター」の性能を比べるなら、最高速のシャッタースピードと『フラッシュ撮影時のシャッタースピード』つまり、「シンクロ同調速度」が早いとよいことがあります。
・日中の補助光として「フラッシュが使いやすい」
・動いているものを写したときに『フラッシュで止まって見える』


わたしは、機械が好きでカメラが好きになったのか?カメラが好きだから機械が好きになったのか?
よくわからないです。
カメラの機械の中でも「シャッター」と一眼レフの「ミラーのアップ/ダウン」が、面白いと思っています。

シャッターは、写真が生まれたころ『レンズキャップの開け閉め』で行っていました。フィルムの感度が低かったので写真を写すのに「数十秒」も必要としていました。

フィルムの感度が上がるとレンズの中の絞りの近くに「開閉する」『レンズシャッター』ができ、
20170717134909.jpg
ばねやゼンマイの力などで開閉のスピードが「可変」できるようになりました。そのスピードは『レンズが大きいと早くできない』ため、高速シャッターが求められました。

レンズとフィルムの間でもフィルム側に布の幕があり、シャッターを押すとばねで幕が巻き取られ、フィルムに光が当たり、光を当てた後に別の幕を引っ張ってフィルムを被い光を遮断する「フォーカルプレーンシャッター」が登場します。
フィルムの横の長さ35㎜全開するときのシャッタースピードが「シンクロ同調速度」となり、全開した瞬間にフラッシュを発光させます。
「シンクロ同調速度」を速くするために縦の長さ24mm方向に複数枚の金属の羽で布の幕を代用したものが登場しました。
20170808160621_01.jpg
これが今主流の『電子制御式上下走行式フォーカルプレーンシャッター』です。
このスピードは1/250秒ぐらいが最高速となります。では、1/1000秒などの高速はどのようにしているのでしょうか?
全開が1/250秒です、全開させず、1/4だけ開いた時に閉じる羽も動かすとフィルムに当たる光は1/4となります。これが1/1000秒です。全開していないため、フラッシュを発光させると光った瞬間の「羽が開いた位置」だけが明るくなるので「フラッシュ撮影ができない」ようになっています。

シャッターは、創意工夫で振動がなくなっては来ていますが、「0」にはできません。デジカメが高解像度に進歩することによって、振動が発生する「メカニカルシャッター」は、なくなるかもしれない、それが寂しいです。
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。